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SMBCグループの「プロミス」と「SMBCモビット」違いは?徹底比較!

カードローンのプロミスとSMBCモビットの運営会社は、どちらもメガバンクの三井住友銀行を傘下に持つ金融グループ「SMBCグループ」です。同じグループに所属するカードローンですが、どこが違うのかご存じでしょうか。

本記事では、プロミスとSMBCモビットのカードローンを徹底比較いたします。

プロミスとSMBCモビットのスペックを比較

プロミスとSMBCモビットのスペックを比較するイメージ画像

プロミスとSMBCモビットは、ともに大手消費者金融のブランドです。ネット広告やテレビCMで良く見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。まずは、2社の基本情報と借入限度額や金利などのスペックを見てみましょう。

プロミスの運営会社は、SMBCコンシューマファイナンス株式会社

社名から分かるように、株式会社三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)の100%子会社です。貸金業と保証業を手がけており、プロミスの運営だけでなく三井住友銀行をはじめとする提携金融機関が展開している個人向け無担保ローンの保証審査を請け負っています。

SMBCモビットの運営会社は、株式会社SMBCモビット

株式会社SMBCモビットは、プロミスを運営するSMBCコンシューマファイナンス株式会社の100%子会社です。株式会社SMBCモビットは、消費者金融業を事業としています。

プロミスを運営するSMBCコンシューマファイナンス株式会社は、1962年に前身となる会社が設立され、社名変更やSMFGとの業務・資本提携を経て現在に至っています。2000年に三和銀行(現 三菱UFJ銀行)や、同業者のアプラスと設立したのが、SMBCモビットの前身会社です。

プロミスとSMBCモビットには、借入限度額や金利、展開するキャッシングプラン、受付窓口などに違いがあります。両ブランドの違いは、以下の比較表でチェックしてください。

 プロミスSMBCモビット
借入限度額500万円800万円
金利4.5~17.8% (新規契約の場合)3.0~18.0%
最短審査時間30分30分
即日融資可能可能
キャッシングプラン・フリーキャッシング(一般的なカードローン)
・レディースキャッシング
・おまとめローン
・自営者カードローン
・目的ローン
一般的なカードローンのみ
申込(審査)方法・インターネット(スマホ・PC)
・電話
・郵送
・店舗
・インターネット(スマホ・PC)
・電話
・三井住友銀行内ローン契約機
・郵送
契約(カード発行)方法・インターネット ※カードレス選択可能
・郵送
・店舗
・プロミス自動契約機
・三井住友銀行内ローン契約機
・インターネット ※カードレス選択可能
・三井住友銀行内ローン契約機
・郵送
借入方法・口座振込
・プロミスATM
・提携金融機関ATM
・口座振込
・提携金融機関ATM
電話による在籍確認ありあり ※書類による代替確認が可能
返済方法  ・インターネット
・店舗
・プロミスATM
・提携ATM
・銀行振込
・コンビニのマルチメディア端末
・口座振替
・インターネット
・提携ATM
・銀行振込
・口座振替
その他の特徴・初めての借入時(出金時)から30日間利息0円
・女性のためのローン(レディースキャッシング)
・プロミスポイントサービス
・申込、借入、返済がアプリでできる
・Tポイントサービス
・書類提出、借入、増額がアプリでできる※申込手続きは不可
・ホームページかローン契約機で手続きを行い、書類提出をアプリで行う

借入限度額は、プロミスよりもSMBCモビットが高く設定されています。ただし、すべての契約者が上限金額まで借り入れできるわけではありません。なぜなら、借入金額は契約者の年収や借入状況などの属性によって個別に審査されるからです。

また、消費者金融のカードローンの場合、総量規制の対象となるため、年収の3分の1までしか借りることができません。例えば、年収が300万円の人であれば100万円が上限です。

金利について見ると、最低金利はSMBCモビットが低く、最高金利はプロミスが低くなっています。どちらのブランドも金利に幅があることが特徴です。契約者の借り入れ条件に応じて、適用される金利が決まります。

プロミスの利用がおすすめなのはこんな人!

プロミスがおすすめなのは、以下のいずれかの条件に当てはまる人です。

キャッシングを利用するのが初めてで、短期間で返済できる

プロミスでは、条件を満たせば初めての借入時から30日間利息が0円になります。契約時にメールアドレスを登録し、書面の受け取り方法で「プロミスのホームページで書面(Web明細)を確認」を選択することが条件です。

初回利用日翌日から30日間は利息がかからず、31日目以降、初回返済日までは通常の利息がかかります。他にも利息が無料となる会社もありますが、契約時から30日無利息というケースも少なくありません。

キャッシングを利用したいと考えているが少し不安な女性

プロミスには、「レディースキャッシング」のサービスがあります。レディースキャッシングとは、女性が利用しやすいように配慮されたカードローンです。

キャッシングの内容は、通常のフリーキャッシングと同様ですが、「女性オペレータが対応してくれる専用ダイヤルがある」「主婦や学生でも申し込みできる」といった点が特長です。

もちろん、30日無利息サービスも受けることが可能です。

キャッシングを利用したい自営業者

通常のフリーキャッシングは、公務員や会社員・契約社員などお勤めをしている人が対象です。プロミスには、自営業者対象のローン「自営者ローン」があるため、自営業者でも申し込むことができます。

自営者ローンは、「電話」「自動契約機」「店舗」のいずれかで申し込みすることが可能です。また、フリーキャッシングの最低金利は4.5%ですが、自営者ローンの最低金利は6.3%と少し高めに設定されています。金額もフリーキャッシングが500万円までに対して、自営者ローンは300万円までです。

複数の貸金業者から借り入れている人

プロミスには、「おまとめローン」というサービスがあり、複数のローンを一つにまとめて毎月の返済額や金利負担を軽減することが可能です。おまとめローンは、「電話」「自動契約機」「店舗」で申し込みでき、借入金は借入先業者に振り込まれます。最低金利は、自営者ローン同様に6.3%、借入金額上限は300万円です。

スマホで自宅で申し込みからキャッシングまで完結させたい人

プロミスには、専用アプリを使った新規の申込・契約からキャッシングや返済までができる「アプリローン」があります。アプリで契約を完了させ、キャッシングの手配をすれば、カードなしでセブン銀行ATMやローソン銀行ATMから出金が可能です。

SMBCモビットの利用がおすすめなのはこんな人!

SMBCモビットがおすすめなのは、以下のいずれかの条件に当てはまる人です。

会社員や公務員など安定した職業に就いている&特定の銀行口座を持っている

基本的に、SMBCモビットは、会社員や公務員をはじめとする“安定した収入がある人”を利用者として想定しています。もちろん、アルバイトや派遣社員、パート、自営業の人もSMBCモビットの基準を満たせば申し込むことは可能です。

しかし、申し込みから契約までをネットで完結させ、カードを発行しない「WEB完結」での申し込みはできません。郵送かローン契約機でカードを受け取る「カード発行」のみ利用できます。

WEB完結が利用できるのは、三井住友・三菱東京UFJ・ゆうちょ・みずほのいずれかの銀行に口座があり、社会保険証や組合保険証を持っている人(会社員や公務員など)です。ネット上で手続きが完結する「WEB完結」なら、入会完了メールが到着すれば、すぐに口座にお金が振り込まれます。条件に当てはまる人は、SMBCモビットが便利です。

電話による在籍確認を敬遠する

新規申込時の審査の際は、勤務先へ電話による在籍確認が行われることが一般的です。しかし、SMBCモビットの場合、電話での確認が難しいときは、書類提出による代替確認の相談に応じてもらえる可能性があります。

また「WEB完結」の場合は、原則電話連絡は行ません。(必要に応じて電話連絡が行われることがあります)

Tカードを持っている人

SMBCモビットでは、返済額のうちの利息分200円ごとにTポイントが1ポイント貯まります。(※延滞中の返済はポイントが付きません)貯まったポイントは、通常のTポイント同様に全国の提携先で使えるほか、会員専用サービスサイトから「1ポイント=1円相当」として返済に充てることも可能です。

契約後に手続きをすれば、すでに持っているTカードにポイントを貯めることもできます。Tカードを持っている人は、SMBCモビットを利用するとさらにポイント活用の幅が広がるでしょう。

「プロミス」と「SMBCモビット」の違いまとめ

プロミスとSMBCモビットは、どちらも株式会社三井住友フィナンシャルグループ傘下の会社が運営しています。たくさんあるカードローンの中でも、メガバンク系ならではの安心感があることが魅力です。

同じグループのブランドでありながら、プロミスは女性や自営業者など、申し込みする人に特化したサービスを広げています。一方で、SMBCモビットは会社員や公務員などの人が手軽に使いやすいサービス内容です。

それぞれの強みを理解したうえで、上手に活用しましょう。